《医師監修》そもそも「プレコンセプションケア」って何ですか?|coco-bana* ココバナ 「未来のワタシに今できること」

《医師監修》そもそも「プレコンセプションケア」って何ですか?

《医師監修》そもそも「プレコンセプションケア」って何ですか?

プレコンセプションケア

みなさんは「プレコンセプションケア」という言葉を知っていますか? もしも知らなくても心配しないでください。これはまだ注目され始めたばかりの新しい言葉。知らない人の方が多いでしょう。
でも今、この「プレコンセプションケア」という言葉が、女性にとても大事であるという考えが、広まりつつあります。なぜ注目されているのかというと「プレコンセプションケア」は将来、子どもを生む可能性のあるすべての女性の健康に関係する、大切なことだからです。

 

■プレコンセプションケアとは?

 

お腹に赤ちゃんが宿ることを、英語で「コンセプション(Conception)」と言います。「プレ・コンセプション・ケア」は、直訳すると「妊娠前のケア」。「妊娠前から、妊娠できる身体、産める身体を作っていきましょう。そして元気な赤ちゃんを生みましょう」というのが、プレコンセプションケアの基本的な考え方です。

妊娠前のケア
よく「身体のケアは妊娠してからすればいいと思っていた」という声が聞かれます。しかし、妊娠前に栄養が十分でない女性の赤ちゃんは、低体重児になるリスクが高まりますし、胎児のときに栄養状態が悪いと大人になって生活習慣病になるリスクが高いという研究もあります。また、そもそも妊娠しづらい身体である場合も少なくありません。
特に現代は、昔と比べて出産年齢が高くなり、妊娠にむけて気をつけるべきことが増えています。また、不規則な生活習慣や仕事などを通じてかかるストレスも、不妊につながります。つまり、現代の女性の多くは「妊娠しにくい体」になっているというわけです。
最近では「妊娠前のカラダを作るサプリ」や「独身のうちから妊娠を考える」といった情報や商品も見かけますが、本当の大切さを知っている人はまだまだ少数。「妊娠したいから」「妊活をするから」ではなく、「いつかママになるから」というその日のために健康な身体づくりをしていく。これがプレコンセプションケアなのです。

■プレコンセプションケアって、具体的に何をするの?

「じゃあ、気をつけるためにはどうしたらいいの?」多くの人が、気になるところでしょう。プレコンセプションケアでやるべきことは、とってもシンプルです。プレコンセプションケアに取り組む産婦人科の佐藤雄一先生(産科婦人科舘出張 佐藤病院)によると大きく3つにわけられます。
(1)自分のカラダや生活と向き合うこと
(2)正しい健康の知識を得ること
(3)知識にもとづいて実践すること

 

より具体的にいうと「きちんとしたご飯を食べたりしっかりと睡眠をとったり、運動をして健やかな生活をおくる」といったことです。「そんなの当たり前じゃないか!」と思う方もいるでしょう。たしかにどれも“当たり前”なことですが、実際に“正しく”できている人は多くありません。
たとえば、現代の日本の女性はスラリとした細い身体を美しいと感じて、ダイエットなどに取り組もうとしますが、見た目における「理想の身体」は、健康の観点からすると「細すぎ」であり、決して“いい身体”とはいえません。このようにな誤った美容・健康知識が、妊娠しづらい身体を作っている現状もあるのです。

■まずは「プレコンセプションケア」という言葉を覚えておこう

 

今回は、プレコンセプションケアとはそもそも何か、というテーマでお届けしました。今後は、より具体的に現代の女性たちにどんな問題が潜んでいて、どのようにケアしていけばいいかをお伝えしていきます。まずは、今注目を集めている「プレコンセプションケア」という言葉を覚えてくださいね!

文:ココバナ編集部

佐藤先生
監修:産科婦人科舘出張 佐藤病院 佐藤雄一
産婦人科医 医学博士。「産科婦人科舘出張 佐藤病院」院長。不妊治療専門施設「高崎ARTクリニック」理事。女性の生涯にわたる心身の健康を支援していくことをライフワークと考え、予防医学の観点からNPO法人ラサーナの理事として、女性のQOLの向上、子宮頸がん、乳がんの撲滅に向けた活動にも力を入れている。著書に『今日から始めるプレコンセプションケア』(ウィズメディカル社)がある。

▼産科婦人科舘出張 佐藤病院
http://www.sato-hospital.gr.jp/
▼高崎ARTクリニック
http://www.takasakiartclinic.jp/

 

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2018年1月30日
プレコンセプションケア

《医師監修》そもそも「プレコンセプションケア」って何ですか?

プレコンセプションケア

みなさんは「プレコンセプションケア」という言葉を知っていますか? もしも知らなくても心配しないでください。これはまだ注目され始めたばかりの新しい言葉。知らない人の方が多いでしょう。
でも今、この「プレコンセプションケア」という言葉が、女性にとても大事であるという考えが、広まりつつあります。なぜ注目されているのかというと「プレコンセプションケア」は将来、子どもを生む可能性のあるすべての女性の健康に関係する、大切なことだからです。

 

■プレコンセプションケアとは?

 

お腹に赤ちゃんが宿ることを、英語で「コンセプション(Conception)」と言います。「プレ・コンセプション・ケア」は、直訳すると「妊娠前のケア」。「妊娠前から、妊娠できる身体、産める身体を作っていきましょう。そして元気な赤ちゃんを生みましょう」というのが、プレコンセプションケアの基本的な考え方です。

妊娠前のケア
よく「身体のケアは妊娠してからすればいいと思っていた」という声が聞かれます。しかし、妊娠前に栄養が十分でない女性の赤ちゃんは、低体重児になるリスクが高まりますし、胎児のときに栄養状態が悪いと大人になって生活習慣病になるリスクが高いという研究もあります。また、そもそも妊娠しづらい身体である場合も少なくありません。
特に現代は、昔と比べて出産年齢が高くなり、妊娠にむけて気をつけるべきことが増えています。また、不規則な生活習慣や仕事などを通じてかかるストレスも、不妊につながります。つまり、現代の女性の多くは「妊娠しにくい体」になっているというわけです。
最近では「妊娠前のカラダを作るサプリ」や「独身のうちから妊娠を考える」といった情報や商品も見かけますが、本当の大切さを知っている人はまだまだ少数。「妊娠したいから」「妊活をするから」ではなく、「いつかママになるから」というその日のために健康な身体づくりをしていく。これがプレコンセプションケアなのです。

■プレコンセプションケアって、具体的に何をするの?

「じゃあ、気をつけるためにはどうしたらいいの?」多くの人が、気になるところでしょう。プレコンセプションケアでやるべきことは、とってもシンプルです。プレコンセプションケアに取り組む産婦人科の佐藤雄一先生(産科婦人科舘出張 佐藤病院)によると大きく3つにわけられます。
(1)自分のカラダや生活と向き合うこと
(2)正しい健康の知識を得ること
(3)知識にもとづいて実践すること

 

より具体的にいうと「きちんとしたご飯を食べたりしっかりと睡眠をとったり、運動をして健やかな生活をおくる」といったことです。「そんなの当たり前じゃないか!」と思う方もいるでしょう。たしかにどれも“当たり前”なことですが、実際に“正しく”できている人は多くありません。
たとえば、現代の日本の女性はスラリとした細い身体を美しいと感じて、ダイエットなどに取り組もうとしますが、見た目における「理想の身体」は、健康の観点からすると「細すぎ」であり、決して“いい身体”とはいえません。このようにな誤った美容・健康知識が、妊娠しづらい身体を作っている現状もあるのです。

■まずは「プレコンセプションケア」という言葉を覚えておこう

 

今回は、プレコンセプションケアとはそもそも何か、というテーマでお届けしました。今後は、より具体的に現代の女性たちにどんな問題が潜んでいて、どのようにケアしていけばいいかをお伝えしていきます。まずは、今注目を集めている「プレコンセプションケア」という言葉を覚えてくださいね!

文:ココバナ編集部

佐藤先生
監修:産科婦人科舘出張 佐藤病院 佐藤雄一
産婦人科医 医学博士。「産科婦人科舘出張 佐藤病院」院長。不妊治療専門施設「高崎ARTクリニック」理事。女性の生涯にわたる心身の健康を支援していくことをライフワークと考え、予防医学の観点からNPO法人ラサーナの理事として、女性のQOLの向上、子宮頸がん、乳がんの撲滅に向けた活動にも力を入れている。著書に『今日から始めるプレコンセプションケア』(ウィズメディカル社)がある。

▼産科婦人科舘出張 佐藤病院
http://www.sato-hospital.gr.jp/
▼高崎ARTクリニック
http://www.takasakiartclinic.jp/

 

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