20代女性は「痩せすぎ」「冷えすぎ」に特に注意! 将来子どもができにくくなる可能性も…|coco-bana* ココバナ 「未来のワタシに今できること」

20代女性は「痩せすぎ」「冷えすぎ」に特に注意! 将来子どもができにくくなる可能性も…

20代女性は「痩せすぎ」「冷えすぎ」に特に注意! 将来子どもができにくくなる可能性も…

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女性であれば「もっと可愛くなりたい」と思い、ダイエットやオシャレを頑張ることは当たり前です。でも「プレコンセプションケア」の観点から見ると、
いきすぎた外見への努力は危険信号です。カラダの外側だけでなく内側(健康)に目を向けてみると、実は今、多くの若い女性は「痩せすぎ」や「冷えすぎ」の状態になっているのです。

■20代女性の5人に1人が痩せすぎ!

タレントさんのようなスラリとしたスタイルに憧れて、ダイエットをする女性はたくさんいます。なんとなく「キレイになる=痩せること」と思い、
ダイエットにはげむ人もいるでしょう。実はこれが大きな間違い。この「キレイ=痩せること」という間違ったイメージにより、
今の若い女性は戦後間もないころよりも飢餓状態に……。厚生労働省の調査によれば、20代女性の5人に1人が“痩せすぎ”と報告されています。

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痩せすぎの目安になるのが、国際的に使われる体格指数であるBMI(Body Mass Index)という数値です。これは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI」で表される数値で、
18.5~24.9の間にあれば標準体型だといえます。また、米国の調査おいて、最も妊娠しやすい(排卵障害性不妊のリスクが低い)体格は、20~24と報告があります。
テレビに出ているタレントさんの多くは、15~17程度しかなく、明らかな痩せすぎです。あなたのBMIはどれぐらいか、一度計算してみましょう。一例として身長が160cmの人の場合、
BMI 20~24の範囲は、体重51.2kg~61.4kgです。この範囲にあれば、排卵障害性不妊のリスクが低い身体とだ言えます。

また、過度な食事制限などによりエネルギー不足になると、身体は蓄えた体脂肪や筋肉を活動エネルギーに費やすようになります。
太りすぎなら体脂肪はどんどん燃やした方がいいのですが、すでに痩せすぎの人の場合、ダイエットにより本来必要な体脂肪や筋肉だけではなく骨までも削られてしまい、
長い目で見ると不健康になることも…。女性であれば、無月経や排卵障害など、将来子どもができにくいカラダにつながってしまうこともあるのです。
排卵を伴う月経のために必要な体脂肪率は22%前後。まずは自分のBMIと体脂肪率を知って、適正な体格を目指しましょう。

■あなたは低体温女子?高体温女子?どっち?

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「基礎体温」とは、体が安静な状態にあるときの体温のことで、朝一番にお口の中で測ったときの体温を言います。女性の基礎体温は、
月経周期によって排卵前の「低温期」と排卵後の「高温期」に分かれ、その差は約0.3~0.5℃。現代女性の基礎体温を調査した結果では、
低温期(月経期間5日間)の平均は、36.27±0.28℃でしたので、高温期では多くの女性が36.5℃以上となります。基礎体温を測って35℃台の場合は、
体温低値(低体温)女子ということになります。

低体温女子は、常に冷えを感じたり免疫力が落ちたり、風邪を引きやすくなったりするだけではなく、月経異常などの婦人科疾患も多いという報告があります。
このような体の状態で妊娠を考えるのは、お母さんや赤ちゃんにとって最善の環境とはいえません。体温を上げるために必要なのは筋肉!
しっかり食べて、積極的に運動をして基礎代謝を上げ、基礎体温が36℃以上の高体温女子を目指しましょう。

■その食事は意味がある? 痩せているのに肥満の危険性

ダイエットを気にするばかりで、栄養が足りていなかったり、偏った食事をする女性が増えています。中には、痩せているのに脂肪過多(隠れ肥満)という人も…。

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「ヘルシーそうだから」とカロリーの数値だけで食べるものを選んでいたり、「白米は太るからおかずだけに」と自己流で糖質制限をしすぎていたりすると、気づかぬうちに栄養状態が悪くなってしまいます。
また「朝食はお菓子で軽めに」という人もいますが、お菓子は糖質と脂質のかたまりで、食事の代わりにはなりません。

人間にとって一番大切な栄養素「タンパク質」を中心に、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維、良質な脂質をバランスよく摂ることが大事。
中でもビタミンB群、ビタミンD、鉄分、カルシウムは不足になりやすいので意識して積極的にとりましょう。「食べないで痩せる」は、健康と引き換えに痩せるようなもの。
キレイになるためにも、バランスよく栄養を摂取して、健康的な身体を手に入れましょう。

■さまざまな不調を招く「冷え」を改善させるカギ

女性の半数以上の悩みのひとつである「冷え」。「女性はみんな冷え性だから大丈夫。まだ若いし」なんて思っていると、この冷えが原因で、肌や髪のトラブルを引き起こしたり、
体調を崩したりすることもあります。手足の冷えは、血液が身体の隅々まで行き届かず、血のめぐりが悪くなっていることで起こるもの。そしてその原因は、
食生活の乱れや筋肉不足、過剰な冷暖房以外に、自律神経の不調からくることも多いのです。

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自律神経とは、呼吸や血液の流れ、体温調節などをコントロールするもので、心身をONモードにする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」の2つのバランスによって成り立っています。
1日の中で、交感神経と副交感神経の働きをバランスよく切り替えることで、全身に血液を送り届けて、体温を正常に保っているのです。
ですから、何らかの理由でこの2つの切り替えができなくなると、体温調節が行われにくくなり、「冷え」となってしまいます。

冷えの解消は、自律神経バランスが整う生活を意識し、その上で体を冷やさないように工夫することや、ミネラルを含むお水と代謝を上げるバランスの取れた食事をしっかり摂りながら運動をすることが大切です。
このほか、ストレスをためず、休日はゆっくり過ごしてリラックスすることも「冷え」の予防につながります。

■自分のカラダと向き合ってみて

痩せすぎや低体温、隠れ肥満に冷え。「みんなもそうだから」とか「若いから大丈夫」と思っていると、思わぬトラブルや病気を招く可能性もあるものです。
カラダの状態を知ることは、将来の健康はもちろん、快適な暮らしを手にすることにもつながりますから、「自分には関係ない」と思わずに、自分のカラダと向き合ってみてくださいね。

文:ココバナ編集部
監修:慶應義塾大学SFC上席所員、順天堂大学医学部非常勤助教 医学(博士) 本田由佳

 

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2018年5月8日
専門家監修

20代女性は「痩せすぎ」「冷えすぎ」に特に注意! 将来子どもができにくくなる可能性も…

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女性であれば「もっと可愛くなりたい」と思い、ダイエットやオシャレを頑張ることは当たり前です。でも「プレコンセプションケア」の観点から見ると、
いきすぎた外見への努力は危険信号です。カラダの外側だけでなく内側(健康)に目を向けてみると、実は今、多くの若い女性は「痩せすぎ」や「冷えすぎ」の状態になっているのです。

■20代女性の5人に1人が痩せすぎ!

タレントさんのようなスラリとしたスタイルに憧れて、ダイエットをする女性はたくさんいます。なんとなく「キレイになる=痩せること」と思い、
ダイエットにはげむ人もいるでしょう。実はこれが大きな間違い。この「キレイ=痩せること」という間違ったイメージにより、
今の若い女性は戦後間もないころよりも飢餓状態に……。厚生労働省の調査によれば、20代女性の5人に1人が“痩せすぎ”と報告されています。

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痩せすぎの目安になるのが、国際的に使われる体格指数であるBMI(Body Mass Index)という数値です。これは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI」で表される数値で、
18.5~24.9の間にあれば標準体型だといえます。また、米国の調査おいて、最も妊娠しやすい(排卵障害性不妊のリスクが低い)体格は、20~24と報告があります。
テレビに出ているタレントさんの多くは、15~17程度しかなく、明らかな痩せすぎです。あなたのBMIはどれぐらいか、一度計算してみましょう。一例として身長が160cmの人の場合、
BMI 20~24の範囲は、体重51.2kg~61.4kgです。この範囲にあれば、排卵障害性不妊のリスクが低い身体とだ言えます。

また、過度な食事制限などによりエネルギー不足になると、身体は蓄えた体脂肪や筋肉を活動エネルギーに費やすようになります。
太りすぎなら体脂肪はどんどん燃やした方がいいのですが、すでに痩せすぎの人の場合、ダイエットにより本来必要な体脂肪や筋肉だけではなく骨までも削られてしまい、
長い目で見ると不健康になることも…。女性であれば、無月経や排卵障害など、将来子どもができにくいカラダにつながってしまうこともあるのです。
排卵を伴う月経のために必要な体脂肪率は22%前後。まずは自分のBMIと体脂肪率を知って、適正な体格を目指しましょう。

■あなたは低体温女子?高体温女子?どっち?

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「基礎体温」とは、体が安静な状態にあるときの体温のことで、朝一番にお口の中で測ったときの体温を言います。女性の基礎体温は、
月経周期によって排卵前の「低温期」と排卵後の「高温期」に分かれ、その差は約0.3~0.5℃。現代女性の基礎体温を調査した結果では、
低温期(月経期間5日間)の平均は、36.27±0.28℃でしたので、高温期では多くの女性が36.5℃以上となります。基礎体温を測って35℃台の場合は、
体温低値(低体温)女子ということになります。

低体温女子は、常に冷えを感じたり免疫力が落ちたり、風邪を引きやすくなったりするだけではなく、月経異常などの婦人科疾患も多いという報告があります。
このような体の状態で妊娠を考えるのは、お母さんや赤ちゃんにとって最善の環境とはいえません。体温を上げるために必要なのは筋肉!
しっかり食べて、積極的に運動をして基礎代謝を上げ、基礎体温が36℃以上の高体温女子を目指しましょう。

■その食事は意味がある? 痩せているのに肥満の危険性

ダイエットを気にするばかりで、栄養が足りていなかったり、偏った食事をする女性が増えています。中には、痩せているのに脂肪過多(隠れ肥満)という人も…。

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「ヘルシーそうだから」とカロリーの数値だけで食べるものを選んでいたり、「白米は太るからおかずだけに」と自己流で糖質制限をしすぎていたりすると、気づかぬうちに栄養状態が悪くなってしまいます。
また「朝食はお菓子で軽めに」という人もいますが、お菓子は糖質と脂質のかたまりで、食事の代わりにはなりません。

人間にとって一番大切な栄養素「タンパク質」を中心に、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維、良質な脂質をバランスよく摂ることが大事。
中でもビタミンB群、ビタミンD、鉄分、カルシウムは不足になりやすいので意識して積極的にとりましょう。「食べないで痩せる」は、健康と引き換えに痩せるようなもの。
キレイになるためにも、バランスよく栄養を摂取して、健康的な身体を手に入れましょう。

■さまざまな不調を招く「冷え」を改善させるカギ

女性の半数以上の悩みのひとつである「冷え」。「女性はみんな冷え性だから大丈夫。まだ若いし」なんて思っていると、この冷えが原因で、肌や髪のトラブルを引き起こしたり、
体調を崩したりすることもあります。手足の冷えは、血液が身体の隅々まで行き届かず、血のめぐりが悪くなっていることで起こるもの。そしてその原因は、
食生活の乱れや筋肉不足、過剰な冷暖房以外に、自律神経の不調からくることも多いのです。

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自律神経とは、呼吸や血液の流れ、体温調節などをコントロールするもので、心身をONモードにする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」の2つのバランスによって成り立っています。
1日の中で、交感神経と副交感神経の働きをバランスよく切り替えることで、全身に血液を送り届けて、体温を正常に保っているのです。
ですから、何らかの理由でこの2つの切り替えができなくなると、体温調節が行われにくくなり、「冷え」となってしまいます。

冷えの解消は、自律神経バランスが整う生活を意識し、その上で体を冷やさないように工夫することや、ミネラルを含むお水と代謝を上げるバランスの取れた食事をしっかり摂りながら運動をすることが大切です。
このほか、ストレスをためず、休日はゆっくり過ごしてリラックスすることも「冷え」の予防につながります。

■自分のカラダと向き合ってみて

痩せすぎや低体温、隠れ肥満に冷え。「みんなもそうだから」とか「若いから大丈夫」と思っていると、思わぬトラブルや病気を招く可能性もあるものです。
カラダの状態を知ることは、将来の健康はもちろん、快適な暮らしを手にすることにもつながりますから、「自分には関係ない」と思わずに、自分のカラダと向き合ってみてくださいね。

文:ココバナ編集部
監修:慶應義塾大学SFC上席所員、順天堂大学医学部非常勤助教 医学(博士) 本田由佳

 

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