肌や体の老化は「糖化」が原因だった!

2014.01.07

肌や体の老化は「糖化」が原因だった!

アンチエイジングの大敵は、「糖化」にあり!
知らず知らずのうちに、糖質を摂りすぎていませんか?
「抗糖化」で老化の歩みを遅らせて、健康に美しく、年を重ねましょう。

 

老いの原因になる「糖化」のメカニズムとは

「糖化」は、体内で起こる老化現象の原因のひとつ。糖化ストレスによって老化の一因となる物質がたまり、肌の衰えやさまざまな病気の原因となります。

食事などで摂取した炭水化物は、通常体内で分解されてぶどう糖や果糖といった糖質になり、エネルギーとして消費されます。ところが使い切れずに余った糖質は、体内でさまざまな化学反応を経て、AGEs(蛋白糖化反応最終生成物)という老化物質を生成します。このAGEsが老化を進ませる元凶です。

「糖化」が起こると、体はどうなるの?

私たちの体の大部分はたんぱく質でできており、全身のたんぱく質を良い状態に保つことで健康や若々しさを維持できます。ところがAGEsは、皮膚や骨、髪、血管や内臓など体のいたるところでアンチエイジングの要というべきたんぱく質を劣化、変性させます。

肌のコラーゲン線維を劣化させてハリや弾力を失わせ、黄ばみやシワを引き起こす原因のひとつがAGEsです。AGEsによって劣化したたんぱく質は、茶褐色で固いのが特徴で、肌は固くなり、全体的に黄色っぽくくすんで見えるのはそのためです。さらに糖化は、見た目年齢に影響を及ぼすだけでなく、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、白内障などさまざまな病気の温床にも。つまり糖化ストレスを抑えることが、見た目にも若々しく、かつ健康に長生きするためのカギなのです。

知らず知らずのうちに、炭水化物の摂りすぎに

AGEsは、とりわけ血液中に糖質が多い時に生成されます。糖質の摂り方を変えることで、糖化ストレスを減らすことができます。

大事なのは糖化の元になる炭水化物を摂りすぎないこと。加齢とともに基礎代謝は低下し、しかもエネルギーを消費する筋肉も衰えてしまうため、若い頃と同じ量だけ炭水化物を摂っていたのでは当然、摂りすぎてしまいます。しかし「炭水化物だけを減らせばいい」と考えるのは間違い。

炭水化物と同時にたんぱく質の摂取量が減ってしまうと、糖質を消費する筋肉量も減るのでかえって糖化を招いてしまいます。重要なのは、栄養のバランス。炭水化物:たんぱく質:脂質を6:2:2の割合で摂取するよう心がけましょう。

 

食べ物や生活から改善して廊下の歩みを遅らせよう!

食べる順番も大切です。食物繊維が豊富な野菜から食べ始め、続いてたんぱく質である肉や魚、最後にご飯などの炭水化物を摂るのが理想です。

また、抗糖化作用を持つ食品もたくさんあります。例えば、日本茶、カモミール茶、ドクダミ茶といったお茶類や、ゴーダチーズなどのチーズ類、柿やリンゴ、パッションフルーツといった果物がおすすめ。果物の中でもとりわけ抗糖化作用が高いもののひとつが、ザクロです。これらの食品を上手に活用しながらバランスの良い食事を摂り、睡眠不足やお酒の飲み過ぎといった糖化を招く習慣を減らし、規則正しい生活を心がけましょう。

この記事に取材協力してくれた方

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米井嘉一教授

同志社大学大学院生命医科学研究科
アンチエイジングリサーチセンター
1958年生まれ。1986年慶應義塾大学大学院博士課程修了後、UCLA留学を経て、日本鋼管病院勤務。2005年、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。アンチエイジングドッグの普及に尽力し、老化マーカーや治療ガイドラインの作成にも従事する。

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