ポイントは衣・食・住。身近な方法で対策する夏の冷え症

2019.08.19

7月31日に、東北北部で梅雨明けが発表され、いよいよ全国的に夏本番となりました。近年の夏は酷暑の日が続くため、エアコンをつけ、冷たい飲食物を摂る機会が多くなります。そのように体を冷やすことが多くなると気になるのが、夏の冷え症です。

いまさら聞けない!
「夏の冷え症」のメカニズム

ポイントは衣・食・住。身近な方法で対策する夏の冷え症

冬の屋外や夏の冷房が効いた室内といった温度の低い環境に長時間いると、人間の体は体温を維持するために血管を収縮させます。このため血液のめぐりが悪くなり、体の末端である手足から冷えていきます。冷え症の方が手足に冷えを感じることが多いのはこのためです。

また、夏には外の暑さと冷房の効いた室内との温度差が大きくなりがちですが、この温度差に体がうまく対応できないと、自律神経のバランスを崩してしまうことで血液のめぐりが悪くなり、体を冷やしてしまうという悪影響もあります。

さらに、夏にたくさん摂りがちな冷たい食べ物や飲み物は、内臓を一気に冷やしてしまいます。内臓の冷えは下痢や胃腸炎、膀胱炎といった症状を引き起こす原因にもなります。

そして、内臓が冷えることは自律神経のバランスを崩す原因にもなりますので、体の倦怠感や不眠症、食欲不振につながるリスクがあります。内臓の冷えは普段あまり意識することがないかもしれませんが、手足の冷え同様注意が必要です。

「衣・食・住」で対策する夏の冷え症

エアコンや冷たい飲食物をやめられない以上、夏の冷えは上手に対策することが重要です。でも、その方法が大変だったり時間がかかったりすると、なかなか続けられませんよね。

そこで、生活に密着した「衣食住」にポイントを置き、無理なく毎日取り入れられる夏の冷え症対策をご紹介します。

衣:ファッションアイテムで「首」とおなかを温める

ポイントは衣・食・住。身近な方法で対策する夏の冷え症

首・足首・手首といった「首」がつく体の部位が露出していると、体が冷えやすいということが分かっています。そのため、ストールやレッグウオーマーといったファッションアイテムを身につけることによって「首」を温めるのが冷え症対策として有効です。特に夏用の薄手のストールは、冷えの防止だけでなく首周りの日焼け防止にも効果的なので、外出時に1枚持っていると重宝します。

また、おなかを温めるのに最適なのは腹巻きです。腹巻きというと冬に身につける厚手のモコモコしたものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、薄くさらりとした肌触りの夏用の腹巻きもあります。腹巻きは日中だけでなく、就寝中の寝冷えを防ぐアイテムとしてもオススメです。

食:おすすめの冷え症対策フードは、「汁物」と「ドライフルーツ」

ポイントは衣・食・住。身近な方法で対策する夏の冷え症

冷え症対策として有効な食材や食べ物はたくさんありますが、手軽に取り入れられるものとして今回おすすめしたいのが、「汁物」と「ドライフルーツ」です。温かいスープやみそ汁などの汁物は、飲むとじんわり体を温めてくれるのはもちろんのこと、ゆっくり時間をかけて食事を摂ることでリラックスできるため、冷えによってバランスを崩しがちな自律神経を整える効果も期待できます。

また、ドライフルーツによく使われる干し芋、レーズン、栗、桃、あんずといったフルーツは漢方では体を温める「陽」の食品といわれています。最近はスーパーやコンビニでも手軽に手に入れられるので、おやつの時間に試してみてはいかがでしょうか。

住:じっくり入浴で体を温める

ポイントは衣・食・住。身近な方法で対策する夏の冷え症

夏は入浴するのもおっくうに感じがちですが、夏こそ入浴して体を温め、冷えがちな体をケアしましょう。ぬるめの温度のお湯にじっくり浸かることによって、体が温まるだけでなく、リラックス効果が得られるという意味でも冷え症対策として有効です。

さらに、浴槽に入浴剤を入れることによって入浴効果をさらに高めることもできます。最近では、炭酸によって血管を拡張し冷え症対策効果をうたったもの、涼感を得られるハーブを配合したものなどさまざまな入浴剤がありますので、好みに合わせてチョイスするのも楽しいですね。

夏の冷え症は毎日つきあっていかなければならないものです。だからこそ、手軽に楽しんで取り入れられる方法で対策し、冷えにくい体で夏を過ごしましょう。

【参考文献】
「冷え」(「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」 厚生労働省)

関連記事
recommend
pagetop